【ホエイプロテインよりも筋肉合成が優位】「ホエイペプチド」について | 太りたい人にオススメのプロテインとマルトデキストリンの効果

ホエイペプチド 加水分解ホエイプロテイン

【ホエイプロテインよりも筋肉合成が優位】「ホエイペプチド」について

  1. 【この記事の目次】
  2. 「ホエイペプチド(Whey Peptides)」とは?
    • 『アイアンマン 2016 No.314』の特集記事より
    • 「ペプチド」とは「アミノ酸の数が50以下で結合したもの」
    • 当然、ホエイペプチド以外のペプチドもある。
  3. 「ホエイペプチド」はメーカーによって表記が異なる?
    • オプティマムニュートリションの原材料表記は統一されていない?
    • チャンピオンニュートリションは「加水分解ホエイプロテイン」
    • WPH = ホエイペプチド なのか?
  4. 企業サイトなどで解説されている「ホエイペプチド」
    • 株式会社明治・公式サイトの解説
    • 公益財団法人軽種馬育成調教センター・公式サイトの解説
  5. 他、「ホエイペプチド」に関する研究報告
    • 「プロテイン+BCAA」よりも「糖質+ホエイペプチド」が良い?
  6. 摂取量は少なくても効果大
  7. 「ホエイペプチド」が含まれているプロテイン
    • ドクターフトレマックス → ホエイペプチドしか使われていません。

「ホエイペプチド(Whey Peptides)」とは?

分子量が小さいので消化の必要がなく、吸収速度が非常に速いのが特徴。

『アイアンマン 2016 No.314』の特集記事より

『アイアンマン 2016 No.314』では、「ホエイペプチド」について特集ページを設けていますが、その解説では次のように書かれています(黄色は当サイト)。

ホエイペプチドは、ホエイプロテインを酵素分解して低分子化した物質である。その分子量は約400Da(ホエイプロテインは数万Da)と非常に小さいため、消化の必要がなく胃に滞留して食欲を抑制することもない。栄養素を体内に取り込む小腸においても、ペプチドを選択的に取り込むトランスポーターの存在により、吸収速度が非常に速い(アミノ酸と同等レベル)という特徴を持つ。つまりホエイペプチドとは、ホエイプロテインの優れた栄養価値はそのままに消化性を改善し、吸収速度を高めた成分である。

他にも、ホエイペプチドにはBCAAが「バリン:ロイシン:イソロシン=1:2:1」の比率でバランスよく含まれていることが解説されています。

特集記事では、順天堂大学と雪印メグミルク(株)の脂肪燃焼効果と愛媛大学と雪印メグミルク(株)の皮膚老化抑制効果(第67回 日本栄養・食糧学会大会・演題名:紫外線(UVB)照射による皮膚障害に対するホエイペプチド摂取の影響 )に関する研究報告が記載されています。

「ペプチド」とは「アミノ酸の数が50以下で結合したもの」

アミノ酸というと、ホエイプロテインにはアミノ酸プロフィールというのがつきものです。アルギニンやらグルタミンやら、BCAAやら色々ありますが、このアミノ酸が結合している数によって呼び名が異なると解説しているものもあります。

50個以下のアミノ酸が結合したもの
→ 公益財団法人日本食肉消費総合センター・公式サイトの解説

公益財団法人日本食肉消費総合センターの公式サイトでは、アミノ酸やペプチドについて次のように解説しています(黄色は当サイト)。

一般にアミノ酸が50個以上結合したものをタンパク質といい、50個未満のものはペプチドと呼ばれます。ペプチドはアミノ酸の数が2~10個のオリゴペプチドとそれ以上のポリペプチドに分類されます。ペプチドはいわばタンパク質の弟分ですが、近年は生理活性物質として注目されています。

先ほど分子量は約400Daと解説しているものがありましたが、アミノ酸の結合している数が50を境に呼び名が変わるものであると説明されるとよりわかりやすい感じがします。

2個以上100個以下のアミノ酸が結合したもの
→ 国立研究開発法人産業技術総合研究所・公式サイトの解説

国立研究開発法人産業技術総合研究所の公式サイトで解説するペプチドの定義はまた少し異なるものでした。

2個以上のアミノ酸が結合したもの。アミノ酸数が100以下のものを指すことが多い。

ペプチドの定義もところによっては異なることがわかります。

当然、ホエイペプチド以外のペプチドもある。

ペプチドは実際には、酵素の組み合わせによって様々なものを作ることが可能で、他にも次のようなものがあります。

  • カゼインペプチド
  • 大豆ペプチド

他にも「ペプチドミルク」と呼ばれるものがあり、公益財団法人日本ビフィズス菌センターの公式サイトでは、『高度加水分解乳』と『軽度加水分解乳』の内、後者の方であるとしています。

しかしながら、牛乳そのものを加水分解したものなのか、カゼインかホエイのどちらかを加水分解したものなのかは記載がありませんでした。恐らく、メーカーによって異なるのかもしれません。

ホエイペプチドはメーカーによって表記が異なる?

ホエイペプチドはどういうわけかわかりませんが、メーカーによって原材料表記が微妙に異なります。オプティマムニュートリションのプロテインを例に取り上げます。日本語訳に関してはサプリンクス本店のサイトを参照にしています。

もちろん楽天サイトもありますが、扱っていない商品もありますので、確認は必要です。

オプティマムニュートリションの原材料表記は統一されていない?

オプティマムニュートリションは海外のプロテインでも非常に有名で、外国産のプロテインといえばチャンピオンかオプティマムかどちらかを買ったことのある人もいると思います。

ホエイペプチドに関するオプティマムの原材料表記は製品によって異なっていることに気付いたのでいくつか紹介したいと思います。

Gold Standard 100% Whey → ホエイペプチド

オプティマムニュートリション
Gold Standard 100% Whey

オプティマムのプロテインでは、一番有名なものです。原材料は次のように書かれています。この原材料一覧では普通に「ホエイペプチド」と書かれています。

INGREDIENTS: Protein Blend(Whey Protein Isolate, Whey Protein Concentrate, Whey Peptides),…以下略

Platinum Hydrowhey → 精製加水分解ホエイプロテイン

このプロテインは、原材料を見ると「Hydrolyzed Whey Protein Isolates」と書かれており、、WPIプロテインを加水分解したものであると考えられますが、サプリンクス本店では精製加水分解ホエイプロテインと訳されています。

先の「Gold Standard 100% Whey」とは異なり、ホエイペプチドとは異なるものなのかどうかは不明です。

Performance Whey → 加水分解WPCプロテイン・加水分解WPIプロテイン

こちらのプロテインでは、次のように書かれていました。

INGREDIENTS: Protein Blend( Whey Protein Concentrate, Whey Protein Isolate, Hydrolyzed Whey Protein Isolate, Hydrolyzed Whey Protein Concentrate),…以下略

WPCとWPIを加水分解したものも含まれているということになりますが、これもまたホエイペプチドと異なるものであるのかどうかは不明です。サプリンクス本店では「加水分解ホエイロテインコンセントレート」としか書かれていませんでした。日本語訳にすると「加水分解WPCプロテイン・加水分解WPIプロテイン」ということになるでしょう。


チャンピオンニュートリションは「加水分解ホエイプロテイン」

外国産のプロテインといえば、オプティマム以外にチャンピオンニュートリション(「チャンピオンパフォーマンス」とも)があります。こちらの場合は、ホエイペプチドという記載はありませんでした。

ヘビーウェイトゲイナー900 → Hydolyzed Whey Protein

ヘビーウェイトゲイナー900の
成分表と原材料一覧。

当サイトでも取り上げているヘビーウェイトゲイナー900の場合だと「Hydolyzed Whey Protein」と書かれています。日本語に訳すと「加水分解ホエイプロテイン」ですが、オプティマムとは異なり、WPCなのかWPIなのかまでは書かれていません。

PURE WHEY PLUS → Hydrolyzed Whey Protein Isolate

オプティマムニュートリションに次ぐ、外国産のプロテインとして有名なチャンピオンの「ピュアホエイプラス」ですが、こちらの場合は原材料を見てみると次のように書かれています。

Micro-filtered Cold-pressed Concetrated Whey Protein, Whey Protein Isolate, Hydrolyzed Whey Protein Isolate…以下省略

Hydrolyzed Whey Protein Isolateと書かれていますが、サプリンクス本店で調べてみると、「加水分解ホエイプロテインアイソレート」と訳されています。オプティマムで言うところの「加水分解WPIプロテイン」になるでしょう。更に解説部分に関しては次のように記載しています(黄色は当サイト)。

「ピュアホエイプラス プロテインスタック」は脂肪、乳糖、および他の不純物を除去するため、マイクロ濾過法を採用。純粋かつ濃縮されたホエイプロテインにより、しっかりとエネルギーとリカバリーをサポートします。さらに精製ホエイプロテインと加水分解ホエイプロテインを含み、利用効率に差をつけています。

このことから、単純に「加水分解ホエイプロテインアイソレート」と「加水分解ホエイプロテイン」は同じものと考えてもよさそうです。

WPH = ホエイペプチド なのか?

WPHは「Whey Protein Hydrolyzed」の頭文字を取ったものですが、これがイコール「ホエイペプチド」になるのか疑問に思う方が多いかもしれません。

明確な回答としてグリコの公式サイトで解説されていたものがあります。プロテインの入門用の記事なのですが、その中で次のように説明しています。

最近はWPHと呼ばれるホエイプロテインを加水分解してホエイペプチドにしたものもあります。

このことから「WPH=ホエイペプチド」と考えてもよさそうなのですが、それにしてもどれもこれもホエイペプチドに関する原材料表記は少しわかりにくいものです。

企業サイトなどで解説されている「ホエイペプチド」の効果

株式会社明治・公式サイトの解説

株式会社明治の公式サイトでは、「ホエイペプチドはホエイタンパク質よりも低用量でラット骨格筋合成を促進する」という演題名で情報公開をしています。明治独自で開発した「パワーペプチド®」を使用したものですが、その効果として次のように説明しています(黄色は当サイト)。

ホエイタンパク質と比較して少ない摂取量で骨格筋合成速度を高め、筋肉の合成を強く促進することが明らかとなりました。

ザバスプロテインで有名な会社ですが、ホエイペプチドをメインにした「ザバス パワーアミノ2500」を販売しています。

公益財団法人軽種馬育成調教センター・公式サイトの解説

また、公益財団法人軽種馬育成調教センターの公式サイトでも、これについて取り上げています(→資料はこちら)。馬用のサプリメントとして利用する方法も考えられており、「スノービルダー」と呼ばれるものがあります。

証言によると、「給与して2週間で体の張りがくなった」「どんな飼葉を食べてもふっくらしてこない馬が、膨らんできた」「訓教後の疲労がはじられない」「強めの訓教を繰り返しても馬体を維持している」といった感想が調教師の方から寄せられているようです。

他、「ホエイペプチド」に関する研究報告

東京大学・公式サイトのリポジトリに「ホエイペプチド」を扱った博士論文がありました(博士論文名:ホエイペプチドの生理機能に関する研究, 2014年)。そこではラットを使った実験を基に、ホエイペプチドの効果について、次のように説明しています(黄色は当サイトによる)。

そこで、本研究ではまず第二章において、運動と組み合わせたホエイペプチドの長期的な摂取が骨格筋中グリコーゲン量に与える影響を調べた。その結果、ホエイペプチドの摂取により、グリコーゲン合成酵素が活性化されることで骨格筋グリコーゲン量が高まることが示唆された。さらに、統計的に有意な差は認められなかったものの、ホエイペプチド群は他の群よりも実測値として高い運動パフォーマンスを示し、ホエイペプチドの摂取により筋グリコーゲン量が増加し、運動パフォーマンスも増加したものと推定された。

他にも株式会社明治・食機能科学研究所が発表したもの(ホエイペプチドはホエイタンパク質よりも低用量でラット骨格筋合成を促進する)でも、ホエイタンパク質よりホエイペプチドの方が骨格筋合成が優位であることが示されています。

筋グリコーゲンの超過回復に大きな影響を与えることがわかりますが、糖質とタンパク質の組み合わせとの違いはどうなのか気になる方もいるかと思います。

「プロテイン+BCAA」よりも「糖質+ホエイペプチド」が良い?

前掲の博士論文では、興味深い先行研究として、次のものがありました。

我々の先行研究において、Morifujiら(42)は運動モデルラットを用いて、糖質とホエイペプチドの同時摂取はホエイタンパク質やBCAAとの同時摂取よりもグリコーゲン回復量を高めることを明らかにし、摂取するタンパク質のBCAA量だけが重要なのではなく、タンパク質の分子形態も重要であることを示した。しかしながら、ホエイペプチドの生理機能については不明な点が多く、未分解のホエイタンパク質やBCAAと異なる作用を示すメカニズムに関する詳細な報告は無かった。

一般的には「糖質(あるいはBCAA)とプロテイン」の組み合わせで超回復を図るものですが、通常のプロテインよりもホエイペプチドが良いということが示されています。

摂取量は少なくても効果大

摂取量に関してはホエイタンパク質よりも少なくても筋肉合成が優位であることは、前掲の株式会社明治・食機能科学研究所の発表にもありましたが、雪印メグミルクでも同様の発表をしています(以下参照)。

Ingestion of 10 grams of whey protein hydrolysate yields a more prolonged anabolic response than 18 grams of whey protein following resistance exercise.(レジスタンス運動後の 10gの乳清タンパク質分解物の摂取は、18gの乳清タンパク質よりも長時間筋肉合成を刺激する。)

「ホエイペプチド」が含まれているプロテイン

「ヘビーウェイトゲイナー900」の原材料(赤枠)。

「ヘビーウェイトゲイナー900」の原材料(赤枠)。

オプチマムのプロテイン。原材料に「Whey Peptides」とある。

オプチマムのプロテイン。
原材料に「Whey Peptides」とある。

先ほど紹介しましたものに株式会社明治が販売している「ザバス パワーアミノ2500」や、外国産としてはオプチマムのプロテインチャンピオンのプロテインがあります。外国産なので国産のものより甘くなってしまいますが、グルタミンBCAAも豊富なのでプロテインとしては申し分ないものであることは確かです。

その他、国産でもいくつかあるようですが、ビーレジェンドやアルプロンにはホエイペプチドを使ったものは今のところないようです。ゴールドジムのプロテインにはあるようですが、これも価格が高めになってしまいます。

最近になって「ビーレジェンド プレミアムミックス」が販売されましたが、こちらにはホエイペプチドが含まれています。

公式サイトでは「低分子化プロテイン」・原材料名は「乳タンパク」

ドクターフトレマックス → ホエイペプチドしか使われていません。

Dr.FutoreMax

太りたくても太れない方に向けて開発されたでおり、ウェイトゲイナーと言えるものですが、ホエイペプチドしか使われていないのが特徴です。通常、この手のものは糖質がマルトデキストリンであるケースが多いのですが、フトレマックスの場合は「果糖」をベースとしています(満腹感に影響を与えないようにするため)。

飲み方に関しては、水ではなく牛乳を推奨しているフシがありますが、牛乳だと混ぜ方によっては溶けにくくなるので一工夫必要になります。お値段は安いと言えないのですが、無添加で品質にこだわっているためやむを得ないでしょう。



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