「パラチノース(別名:イソマルツロース)」について調べてみた。 | 太りたい人にオススメのプロテインとマルトデキストリンの効果

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「パラチノース(別名:イソマルツロース)」について調べてみた。

糖質の一種である「パラチノース」について調べてみました。糖尿病療法に注目されているだけでなく、プロテインに配合することでマラソンなどの持久系スポーツにも役立つものとして使われています。

一般名称:イソマルツロース

三井製糖の公式サイトでは次のように解説されています。

パラチノース®は、砂糖に酵素を作用させ、ブドウ糖と果糖の結合位置を変える(α-1,2結合→α-1,6結合)ことで作られます。

この説明から、マルトデキストリンと難消化性デキストリンと同様にパラチノースは砂糖の兄弟(?)のようなものと考えることができそうです。人工的に作られていますが、天然でも存在しており、蜂蜜にも微量に含まれています。

最近では、「オリゴ糖」と呼ばれるものを耳にすることがあるかもしれませんが、これはブドウ糖果糖などの単糖類が2〜10個結合したものの総称で、そういった点からもパラチノースはオリゴ糖の一つであると考えることが出来ます。

別記事で紹介していますが、オリゴ糖を含む砂糖として「てんさい糖」がありますが、てんさい糖に含まれるのはラフィノースと呼ばれるオリゴ糖になります。

その効果について

独立行政法人農畜産業振興機構の公式サイト『砂糖以外の甘味料について』では、パラチノースの特徴を簡単に解説しています(以下、赤文字は当サイトによる)。

消化されにくく、低カロリーで、摂取しても血糖値の上昇や、インスリンの分泌にほとんど影響を与えない。また、虫歯の原因になりにくい。

マイナビニュースでパラチノースについての記事がありますが、ラットを用いた研究結果を踏まえた説明になっています。

運動療法とパラチノース摂取の組み合わせにより、メタボリックシンドローム危険因子の顕著な改善が見られ、糖尿病性腎症の進展も抑制されました。糖尿病の療法において、単なる摂取エネルギー制限ではなく、運動療法とともに食事療法にパラチノースを取り入れることが望ましいと思います

上の解説は2014年9月20日「第69回日本体力医学会大会」において、塩田正俊(山口大学教育学部スポーツ健康科学)氏のランチョンセミナー「メタボリックシンドローム危険因子および糖尿病性腎症進展に及ぼす運動とパラチノース含有食併用の影響」で鈴木政登先生(東京慈恵会医科大学 臨床検査医学)が講演を行った時のものです。

日経トレンディにパラチノースに関する記事がありますが、血糖値の上昇抑制以外にも次の点を指摘しています。

  • 消化吸収速度が砂糖の約1/5である。
  • 内臓脂肪を減少させる。

性質に関しては「難消化性デキストリン」に似ている印象がします。

スポーツのパフォーマンスに与える影響に関しては、『体力科学』Vol.62(2013)No.6 所収「運動中の糖質摂取が持久運動後半における超高強度間欠性運動のパフォーマンスに及ぼす影響」に報告があり、トレハロースも同様の効果が期待できるようです。

超回復に与える影響について(2016年8月25日・追記)

筋グリコーゲンの超回復について、このパラチノースが与える影響について興味深い研究報告がありました。新潟医療福祉大学と株式会社ブルボン・健康科学研究所との共同研究で、運動前におけるイソマルチュロースの摂取は運動後の筋グリコーゲン超回復作用を増強させる というものでした。ポイントとなるのは運動前に摂取するという点にあります。

トクホ(特定保健用食品)ではどのような扱いになっているか?

東京都の食品安全情報サイトではこれまでに認められている主な保健の効果の表示を一覧表にしています。

「パラチノース」は糖尿病の療法で有効とされているのは先にも挙げましたが、「血糖値が気になる方に適する食品」として承認されていないことが分かります。

一方で、「虫歯の原因になりにくい食品」として「還元パラチノース」が承認されています。ちなみに「還元パラチノース」と「パラチノース」は異なるものなので注意が必要です。

パラチノースを含むプロテインについて

今のところ「ビーレジェンド ラガーマンプロテイン(以下、ラガーマン)」、アルプロンラボの「マイルメーカー」、というプロテインしかありませんでした。あと、最近のものでは、ゴールドジムのミールリプレイスメントにパラチノースが使われています。

どちらもパッケージを見たら一目でわかると思いますが、前者はラグビー選手専用のプロテインとして、後者はマラソンランナー専用のプロテインとして販売されています。

どちらも吸収速度が他のものに比べて遅いという点に着目した上で開発されたものといえます。

「ビーレジェンドラガーマンプロテイン」での解説

ビーレジェンド ラガーマンプロテイン」では…

分解スピードが異なる「ブドウ糖」「パラチノース」「マルトデキストリン」3種類の炭水化物を採用することにより、長時間のパフォーマンスアップを実現しました。

…とパラチノースについては特に踏み込んではいません。

アルプロンラボ「マイルメーカー」での解説

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アルプロン楽天市場の「マイルメーカー」のページでは「パラチノース」について次のように説明しています。

持久系のスポーツに最適な糖質『パラチノース』を配合しています。パラチノースはゆっくりと体内に吸収されるため、持続的なエネルギー発揮が可能です。

マイルメーカー」の原材料を見ると、糖質については「ラガーマン」の組み合わせと変わりませんでした。ラガーマンとの違いはほとんどないのが現状ですが、マイルメーカーの方は大豆プロテインが含まれているのが特徴とも言えます。

ゴールドジムのミールリプレイスメント

ミールリプレイスメント」というのは日本語に直すと「置き換え食」となりますが、食事にとって代わるようなものと考えると良いです。巷では「置き換えダイエット」という言葉があったりしますが、そういった言い回しで使われることも多いです。「Meal Replacement Powder」が正式名称ですが、その頭文字をとって「MRP」と書いているところも見かけます。

同種のものとしてヘビーウェイトゲイナーと呼ばれるものがありますが、それとは目的が少し異なるものです。他にも「難消化性デキストリン」が使われていますが、ミールリプレイスメントでこのような水溶性食物繊維が使われているものはなかなか見かけられません。

ちなみに販売サイトを確認したところ、これらが持つ機能についての解説はなされていませんでした。



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