マルトデキストリンと食品添加物の関係について | 太りたい人にオススメのプロテインとマルトデキストリンの効果

マルトデキストリン 食品添加物

マルトデキストリンと食品添加物の関係について

プロテインの商品ではアルプロンのウェイトアッププロテインのように「マルトデキストリンを使用」と書かれているものの、原材料を見ると「デキストリン」であったり(グリコのグラスターデキストリンも同様)します。

普段からゼリー飲料やスポーツドリンク、またウェイトゲイナーなどを飲んでいる方はお馴染みかもしれませんが、一般の食品にも原料として使われていることが多いため、スポーツサプリメントと縁のない方がデキストリンやマルトデキストリンを一種の添加物として見てしまうこともあるようです。

そこで、この記事では「マルトデキストリン」と「食品添加物」との関係について調べてみました。

  1. この記事の目次
  2. 「食品添加物」と呼ばれるものの定義
  3. デキストリンが関わっているのは「既存添加物」である。
    • No.78:キサンタンガム
    • No.155:シクロデキストリン
    • No.253:ビートレッド
    • デキストリンを含む「既存添加物」が複数ある。
  4. 「デキストリン」が原料になっているもの
    • No.65:カラメルⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
    • No.123:酵素処理イソクエルシトリン
    • No.126:酵素処理ルチン(抽出物)
  5. 「マルトデキストリン」は食品添加物なのか?
    • マルトデキストリンは既存添加物の中に含まれていると言える。
    • 「酵素分解」と「加水分解」・この二つは同じ意味。
  6. 食品添加物は危険なものではない。

「食品添加物」と呼ばれるものの定義

ここでひとまず「食品添加物」と呼ばれるものの正確な定義を消費者庁の公式サイトに公開されている資料から引用してみたいと思います。

食品添加物の定義(食品衛生法第4条)
食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの。

この定義を前提とした上で、以下の4つに分かれます。

指定添加物(409品目):安全性と有効性が確認され、国が使用を認めたもの
既存添加物(418品目):我が国においてすでに使用され、長い食経験があるものについて、例外的に使用が認められている添加物
天然香料(約418品目例示):植物、動物を基原とし、着香の目的で使用されるもの
一般飲食添加物(約100品目例示):通常、食品として用いられるが、食品添加物として使用されるもの

デキストリンが関わっているのは「既存添加物」である。

先ほどの4つの中で「デキストリン」が関わっているのは「既存添加物」になります。厚生労働省の公式サイトに公開されている「既存添加物名簿収載品目リスト」の中から、デキストリンがどのように関わっているのか見てみましょう。

No.78:キサンタンガム

キサンタンガム(別名:キサンタン多糖類・ザンサンガム)簡略名又は類別名は「キサンタン」で用途は「増粘安定剤」としてです。

キサントモナス属菌(Xanthomonas campestris)の培養液から得られた、多糖類を主成分とするものである。ブドウ糖、乳糖、デキストリン又はマルトースを含むことがある。

アルプロンのWPIプロテインにも使われていました。

かつて購入したプロテインの中にアルプロンのWPIプロテイン(レモンヨーグルト風味)がありました。飲んでみると、ダマになったプロテインがガムのような感じになったのを覚えています。

No.155:シクロデキストリン

原材料に
「環状オリゴ糖」とある。

シクロデキストリン(環状オリゴ糖)は別記事でも取り上げていますが、呼び名は複数あり、「サイクロデキストリン」「分岐サイクロデキストリン」「分岐シクロデキストリン」など微妙に異なるだけです。

デンプンを、酵素処理し、非還元性環状デキストリンとして得られたものである。成分はシクロデキストリンである。

実は、No.156に「シクロデキストリングルカノトランスフェラーゼ」というものがあります。これは酵素の一種でデンプン、アミロペクチン、グリコーゲンと作用することで、先のシクロデキストリンができるものです。

市販のペットボトルにも使われています。

実際に購入したもので、スーパーなどでも買える「ヘルシア緑茶」があります。カテキンの渋みを抑えるために使われていますが、それ以外にもファブリーズなどの匂い消しにも使われています。示されている効果については難消化性デキストリンと似ている部分がありますが、明確でない解説が多い気がします。

難消化性デキストリンと同様、ADI(摂取上限値)が定められていないため、有害なものではありません。


No.253:ビートレッド

「ビートレッド」は別名「赤ビート色素・アカビート・野菜色素」などの名称があり、使用用途は「着色料」になります。

ビート(Beta vulgaris Linne)の根から得られた、イソベタニン及びベタニンを主成分とするものである。デキストリン又は乳糖を含むことがある。

「ビート」と言う言葉で気づく方もいるかもしれませんが、てんさい糖の元になっている植物です。太る専用プロテインである「フトレマックス」も糖質としてビート(甜菜・読み:てんさい)由来の果糖を使用しています。

なお、ビート絡みで「L-アラビノース」があります(甘味料として使用)。

アラビアガム、ガディガム、コーンファイバー又はテンサイのパルプ(シュガービートパルプ)の多糖類(アラビナン等)を、加水分解し、分離して得られたものである。成分はL-アラビノースである。

「シュガービートパルプ」とありますが、これはビート(甜菜)から砂糖を抽出した後に残る副産物のことです。

デキストリンを含む「既存添加物」が複数ある。

シクロデキストリンは「既存添加物」として指定されているものになりますが、それ以外は全体的に見ると、次のように書かれていることが多いようです。

ショ糖、ブドウ糖、乳糖、デキストリン又はマルトースを含むことがある。

「ショ糖」は砂糖のことです(別記事で解説)。ブドウ糖やデキストリンは言うまでもないでしょう。

「乳糖」はプロテインを飲んでいる方はすでにご存知のはずです。プロテインや牛乳を飲むとお腹を壊す人が一定数いると言われていますが、その原因となるものです。この乳糖を取り除いたプロテインは一般にWPIプロテインと呼ばれます。

「マルトース」は別名「麦芽糖」と呼ばれ、私達が日常で使っている砂糖と同様「二糖類」に分類されます。

「デキストリン」が原料になっているもの

先ほどは「デキストリン」が含まれるものを紹介しました。次は「デキストリン」記載はないが、原料自体がでん粉であったり、原料にデキストリンが含まれているものを紹介します。

No.65:カラメルⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

No.65:カラメルⅠ(別名:カラメル・カラメル色素)で使用用途は着色料と製造用材。

でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物を、熱処理して得られたもの、又は酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、亜硫酸化合物及びアンモニウム化合物を使用していないものである。

カラメルに関しては全部で4種類あり、分解する際に使用したものによって種類が変わります。

  1. 酸若しくはアルカリを加えて熱処理をして得られたもの
  2. 亜硫酸化合物を加えて、または酸若しくはアルカリを加えて熱処理をして得られたもの
  3. アンモニウム化合物を加えてまたは酸若しくはアルカリを加えて熱処理をして得られたもの
  4. 亜硫酸化合物及びアンモニウム化合物を加えてまたは酸若しくはアルカリを加えて熱処理をして得られたもの

No.123:酵素処理イソクエルシトリン

No.123:酵素処理イソクエルシトリン(別名:糖転移イソクエルシトリン・酵素処理ルチン・糖転移ルチン)、使用用途は「酸化防止剤」として。

『ルチン酵素分解物』とでん粉又はデキストリンの混合物に、シクロデキストリングルコシルトランスフェラーゼを用いてD-グルコースを付加して得られたものである。主成分はα-グルコシルイソクエルシトリンである。

No.126:酵素処理ルチン(抽出物)

糖転移ルチン(抽出物)・酵素処理ルチン・糖転移ルチンとも。使用用途は酸化防止剤・強化剤・着色料として。

「ルチン(抽出物)」とでん粉又はデキストリンの混合物に、シクロデキストリングルコシルトランスフェラーゼを用いてグルコースをα-1,4付加して得られたものである。主成分はα-グルコシルルチンである。

「マルトデキストリン」は食品添加物なのか?

マルトデキストリンは既存添加物の中に含まれていると言える。

こうして見ると、シクロデキストリン(環状オリゴ糖)を除いて、マルトデキストリンは指定添加物の中に含まれていることが分かります。ちなみにマルトデキストリンとデキストリンの違いはほとんどなく、デンプンを酵素分解したものではありますが分解レベルに僅かな違いがあるのみです。

学術的にはデキストロース当量と呼ばれるものによって決められています。指定リストの記載では「デキストリン」とあるので、恐らくそちらの方が正確かもしれません。

指定添加物に関して厚生労働省の公式サイトから、マルトデキストリンが関わっているものを紹介しましたが、「マルトデキストリンは食品添加物である、というよりは食品添加物に含まれるもの」ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

  • シクロデキストリン(環状オリゴ糖)は既存添加物である。
  • マルトデキストリンは食品添加物とまではいかないが、食品添加物にも含まれているものが多い。
  • カラメルとマルトデキストリンは非常に近い位置にあるといえる。

「酵素分解」と「加水分解」・この二つは同じ意味。

先ほど「酵素分解」という言葉が出てきました。例として、ホエイプロテインを酵素分解したものがあります。これをホエイペプチドと言います(加水分解ホエイプロテインとも)。

フトレマックスの公式サイトではホエイペプチドを「低分子化プロテイン」と書いていましたが、ここに出てくる「マルトデキストリン」や「デキストリン」はフトレマックスで言うところの「低分子化デンプン」と言い換えることも出来るかもしれません。

「酵素分解」だけでなく、「加水分解」という言葉も出てきました。これらは基本的に同じ意味になります。「加水分解」というと言葉の通り、「水を加える」という意味に間違って捉えてしまいそうですが、基本的には「酵素で分解する」ことを指しており、実際に使われる酵素の種類は先ほど見た通り、数種類に及びます。

食品添加物は危険なものではない。

ここ数年、食品の中に「無添加」という言葉が多くみられます。当サイトで取り上げているフトレマックスの公式サイトでも「無添加」ということが強調されていますし、スーパーで販売されているものの中でも「無添加」と表示されているものがあります。

この言葉の裏を探ってみると「添加物は危険」という考えがあることがわかるのですが、実際国が指定した食品添加物で危険なものはないのが正直なところです。しかし、人工甘味料に関しては、アスパルテームのように否定的な研究結果が出るなど、賛否両論が現状であるため何とも言えない部分があります。



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